10月14日(月)・10月15日(火)は臨時休業させていただきます。

【症例】頭痛

実際の症例

  • 頭が割れるぐらい痛くて救急で診てもらったけど、異常は見つからなかった。
  • 誰かに「髪の毛を引っ張られているような」頭痛がする。
  • 頭皮を針でチクチク刺されているような痛み。
  • 眼精疲労のせいか、目の奥が痛い感じ。
  • 毎朝目覚めた時、首や肩が硬直して頭が重たい。

髪の毛を引っ張られる女性のイラスト

頭痛の施療方針

慢性の頭痛に対して、当院の施療によって改善を目指すポイントは以下の3つです。

① 血液循環

血液にはたくさんの働きがありますが、中でも「酸素を運ぶ」ことは頭痛に深く関連しています。

血行が悪いために酸素が不足すると、脳が酸欠となって「ボンヤリ」したり、「頭が重たく」感じたりします。

血行を良くするために「首」や「肩」、「背中」の筋肉を中心に緩和します。

また、「冷え性の女性」に多いのですが、「下半身の血行が悪いために頭痛が起きる」ケースもあります。

血液は全身をグルグル回っています。

冷え性の方は、末端(特に足先)の血流が悪い状態です。

循環している途中(足)で渋滞が起きると、やがてそれは遠方(頭)の渋滞につながります。

② 筋肉緊張

首はたくさんの筋肉によって支えられています。

この中に「つっぱって硬直した筋肉」があると、首の可動域が狭くなったり、首を動かした際に痛みが出たりします。

さらに悪化すると、じっといていても痛みを感じるようになり、それが頭痛につながる場合もあります。

首に関連する筋肉を柔らかくしていくことが、施療の基本方針です。

対象となる筋肉は首や肩まわりだけでなく、腕、背中、腰、場合によっては脚にまで及ぶこともあります。

③ 身体の歪み

そして一番大切なことは、根本的に頭痛が起こらないような身体に戻していくことです。

マッサージ等のお世話になった方なら、首や肩の筋肉をほぐしただけでは「すぐ戻ってしまうから一緒」と思われることでしょう。

なぜ、すぐ戻ってしまうのか?

やはりそれは、本当の原因を解決できていないからだと思います。

頭痛の女性の写真

例えば、

 

意識して右肩だけ下にさげてみてください。

 

右の首筋に「つっぱり」を感じませんか?

肩のラインが斜めになっている人は、

 

ふだんから無意識のうちに、片側の首筋に負担をかけている

 

ということなのです。

鏡の前で脱力して、肩のラインをチェックしてみましょう。

訴えが頭痛だけであっても、身体の歪みを解消するため、キチンと全身をみた上で施療の方針を決定します。

脱・頭痛薬を目指して

頭痛は本当につらい症状です。

痛みが耐え難い上に、司令塔である頭が痛いと「思考力」も「やる気」が失せてしまいます。

頭痛のせいで予定していたことが上手くこなせないと、ストレスがたまる一方です。

頭痛は「時間泥棒」

一日を無駄にしないためにも、「頭痛の起きない身体」を取り戻しましょう。

頭痛の男性の写真

【参考】頭痛の分類

医療の分野では、決まった基準で頭痛を分類しています。

ご参考にどうぞ。

  • 頭痛以外に原因がない、本当の頭痛(一次性頭痛
  • 他の病気が原因で起きている頭痛(二次性頭痛

「一次性頭痛」の種類

  • 片頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 三叉神経・自律神経性頭痛
  • その他

「二次性頭痛」の種類

  • 頭や首のケガによるもの
  • 頭や首の血管に問題(くも膜下出血など)
  • 頭蓋骨内に問題(脳腫瘍など)
  • 薬などの副作用
  • 感染症によるもの
  • 高血圧などによるもの
  • 顎関節症などが原因で起こるもの
  • 精神疾患が原因のもの