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【症例】膝の痛み

膝の痛み

子ども・学生の膝の痛み

クラブ活動で一生懸命練習していると膝が痛くなってくる、というような運動が原因の方が多いです。

オスグッドの子どものイラスト

「成長痛だから一時我慢すればよい」と考えずに、少しでも筋肉をほぐして膝の負担を減らしてあげましょう!

 

整形外科で「オスグッド」と診断されたお子さんの場合でも、大腿四頭筋の疲れを取り、骨盤のゆがみを調整することで痛みが出なくなった例もあります。特に片側の膝だけ痛い場合には、単なる成長痛で片づけずに一度体の左右のバランスを調整されることをお薦めします。

大人の膝の痛み

大人の膝の痛みは女性に多いです。これは男女で骨盤形状が異なることに起因するものと思われます。もちろん男性で膝が痛い方も来られます。

  • 歩いている時に痛みで足を引きずる。
  • しゃがむ動作の時に、痛い方の膝を深く曲げれない。
  • 正座ができない。
  • 階段の昇降(特に下り)がつらい。手すりなしでは降りれない。

多くの方は片方の膝から痛み始めます。

両膝が同時期に痛み始めるケースはリウマチなど特殊なケースを除いて稀です。

膝が痛い人のイラスト

軟骨のすり減りは「結果」であって、原因ではありません。

膝の痛みが悪化し、QOLが低下していくパターンとして2つあります。

パターンA

  1. 何らかの原因で片方の膝が痛み始める。
  2. そのうち治るだろうと思って我慢して過ごす。
  3. 片方の膝をかばった歩き方をしていたため、健常な逆の膝も痛くなる

パターンB

  1. 何らかの原因で片方の膝が痛み始める。
  2. 歩きやすい様に杖をつくようになる。
  3. 身体の歪みが助長され、腰痛などがひどくなる。

お客様からよく聞く「膝の痛みの原因」のお話ですが、それで片づけてしまっていいのかな?と思うものがあります。

  • (膝が痛くなる?な理由1)「歳だから仕方がない」→ 「同い年、あるいは年上で膝が痛くない人がたくさんいるのはなぜ?」
  • (膝が痛くなる?な理由2)「太っているから」→「痩せている方でも膝が痛い方はたくさんいます」
  • (膝が痛くなる?な理由3)「軟骨がすり減っているから治らない」→「そういわれていたけど痛くなくなった方もいます」

膝が痛くなったり、炎症を起こして腫れたりするのは「関節」で何かトラブルが起きている証拠ですが、関節は骨以外にも筋肉や腱、靭帯で構成されています。「骨が擦れる原因は付随する筋肉にあるのかもしれません」